宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

インターネットと宝瓶宮時代
―ワールド・ワイド・ウェブ―

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人類はついにとんでもないインフラ(社会基盤)を立ち上げました。
それは、まだ発展途上の使い方しかされていないので、あまり気づかれていません。
むしろ身近すぎて、その未来や本質を理解できていないのかもしれません。

ワールド・ワイドなパーソナル・メディアが拓く友愛世界

インターネット

●第1稿 : 2008年05月18日アップ

宝瓶宮時代? 双魚宮時代?

●初めて読まれた方は、「宝瓶宮時代」とか「双魚宮時代」と言われても、何のことか分からないと思います。
スミマセン、短い言葉ではご説明できませんので、他のテキトーなページをご高覧くださいませ。

皆様が今、ご覧になっている「インターネット」。
実はコレ、「宝瓶宮時代の申し子」だってこと、ご存じでしたか?
今はまだ、旧い双魚宮時代のセンスで使われていますので、問題山積の状態ですが、やがて社会改革や友愛社会実現のツールとなっていきます。

《 それは宝瓶宮時代のビッグバンとともに始まった 》

インターネットそのものが始まったのは、1960年代。
アメリカで軍事用に開発されたことは、ご存じでしょう。
そのインターネットを利用して、誰もがウェブページ(ホームページ)を表示・閲覧できる「ワールド・ワイド・ウェブ」が立ち上がったのは、1989年〜1990年のことです。
そうです。
この「宝瓶宮占星学サイト」を以前からご覧の皆様なら、ピンとくるでしょう。
「宝瓶宮時代のビッグバン」とともに始まったのです。
「宝瓶宮時代のビッグバン? 何のコッチャ!?」
そう思われた方は、お手数ですが「近未来予測=基礎編」等をご覧ください。
簡単にいえば、今後、約2,160年間続く新しい価値観に基づく人類文化歴史が始まったよ、ということです。
人類社会を変えていくワールド・ワイド・ウェブは、宝瓶宮時代の申し子として、「自由・平等・博愛」実現のツールとなっていくのです。
誕生から、わずか10数年。
「クモの巣」は、あっというまに世界中に張り巡らされ、まるで「クモの子を散らす」ようにプロバイダやレンタルサーバ業者らによってウェブサーバが設置されました。

One-Point ◆ ナショナル(国)どうしの関係をつないでインターナショナル(国際)というように、いろんなネット(コンピュータ・ネットワーク)どうしをつなげたのがインターネットです。一般に「インターネット」と呼ばれているワールド・ワイド・ウェブは、インターネット上でウェブページにアクセスできるようにした技術です。


PtoP (ピア・ツー・ピア)

●PtoPまたはP2Pは、ネットでは「ピア・ツー・ピア」(peer-to-peer)と呼ばれる情報共有システムを指します。
ピア(peer)というのは、「対等の立場」や「仲間」を指します。宝瓶宮(水瓶宮)の象意「平等」や「友愛」でつながった「個人」と同じ意味です。
ここでは、単にネット上の意味ではなく、広く社会的な意識としてPtoP、PtoB(ビジネス)を予見しています。

《 インターネットの本質は見えていない? 》

ネットの本質に気づいていない人は、「インターネットなんて、たいして役に立たないよ!」という人もいます。
仕方ありません。ネットはまだ発展途上の使いか方しかされていないからです。
技術的にもそうですが、試行錯誤の段階にあるのが今のワールド・ワイド・ウェブです。使う人々の意識がまだ途上なのだといえるのかもしれません。
ワールド・ワイド・ウェブによって、いつでも、どこでも、自由に、瞬時に世界中のホームページにアクセスできるようになりました。
いままで知ることができなかった見知らぬ人々が発した情報、そして多くの知識や見識に接することが可能になりました。
とはいえ、虚実入り混じったホームページやブログも少なくないのです。
理由は、現在が「偽計(ウソとホントの交錯)」をもたらす星のディレクションの最中(詳細 →「近未来予測=実際編」)にあるからです。
そういった星のディレクションと、発展途上ということもあって、ワールド・ワイド・ウェブの本質は、なかなか見えてきません。
ワールド・ワイド・ウェブの歴史は、まだ始まったばかりです。
にもかかわらず、ホームページやブログの数は驚異的な数にのぼります。
今後、さらに新しいノウハウがインターネットに付加され、やがて宝瓶宮時代の実生活に無くてはならないツールに発展していきます。


かつてのマスコミと企業広告

●企業が不祥事を起こしたとき、かつてはマスコミによってその内容が報道されるとは限りませんでした。
どうしてかというと、マスコミにとって企業は重要な広告収入源だからです。
企業もそのことを知っているため、普段から広告を掲載して「保険」を掛けておいたり、不祥事が起きたときには、記事掲載を止めさせたり、小さく扱ってもらうため、急遽、不自然な広告が載ったりしたものです。

《 マスコミから個人へ拡大した情報発信 》

「情報」は、これまでマスコミ(マス・コミュニケーション)と呼ばれる新聞や雑誌・テレビ・ラジオなどによって、上から一方通行的に与えられるものでした。
しかし、ワールド・ワイド・ウェブの出現によって、個人と個人(PtoP)のみならず、個人から全世界へ双方向的に自由に情報交流を行なうことが可能になりました。
分かりますか?
この画期的な違いが…。
宝瓶宮時代の「「自由・平等・博愛」」の大きな流れと軌を一にしているのです。
これまでの双魚宮時代は、「善・悪」「吉・凶」「支配・被支配」といった対立二元論の権力構造に基づいて人類文化史が築かれてきました。
これからの宝瓶宮時代は、個性(個人)構造に基づいて「自由・平等・博愛」といった共鳴関係によって新しい人類文化史が築かれていきます。
個人と個人だけでなく、個人と企業も平等であり対等という時代です。
ヘタしたら、個人のほうが失うものが少ない分、優位に立てるかもしれません。
昨今、「食の安全」が大きく騒がれていることや、「PL法(製造物責任者法=1995年施行)」などは、その一例です。
かつては、企業の不祥事や知られてまずいことは、なかなか消費者に知られませんでした。「お上」意識が強かったせいもあります。
人々がワールド・ワイド・ウェブを手にした今日では、一個人であっても広く市民の安全に関することや企業の問題点などをホームページやブログで取り上げれば、たちまち”お祭り”状態になり、マスコミを巻き込んだ話題になっていくことも可能です。
そうなると、ヘタに隠し立てするとかえってダメージが大きくなるため、企業サイドも自らお詫び広告やTV-CMを打つようになったのです。
知らないうちに、社会の関係がワールド・ワイド・ウェブによって変わっているのです。
ワールド・ワイド・ウェブの出現によって、個人はマスコミや企業と対等の情報力(パワー)を、史上初めて手に入れたのです。

One-Point ◆ 1999年、福岡で画期的な出来事が起こりました。名もなき個人が誰もが知る大手家電メーカーを、ネットの活用によって謝罪に追い込んだのです。企業側担当者が吐いた暴言の録音を自らのウェブページに載せ、インターネットで流して対応の非を訴えました。両者の善し悪しはともかく、インターネットの存在が個人と企業の力関係を逆転させました。
→ご参考「東芝”クレーマー”事件」(Wikipedia)

《 驚異的な発展の理由と宝瓶宮時代の流れ 》

今や、マスコミはネットに情報を求めている感さえあります。
かつて、「第4の権力」といわれたマスコミさえもネットによってチェックされてしまいます。宝瓶宮時代が進んでいくと、国民の意志や意見を反映していくワールド・ワイド・ウェブは、姿なき「第1権力(第5権力)」となっていきます。
ワールド・ワイド・ウェブの出現によって、宝瓶宮時代の姿である本来の主権在民(自由民主主義)が可能になっていくということです。
人々は、やがて来る「宝瓶宮時代の目覚め」とともに、そのことを次第に強く意識しはじめていくでしょう。
そういった新しい意識を持った人から、個性化のツールとして、ウェブサイト(ホームページ)の本当の活用が始まっていくのです。
ご理解できます?
「宝瓶宮時代のビッグバン」(1989−90年)以前を思い出してください。
今の状況が考えられますか?
なぜ、こんなにも猛スピードでワールド・ワイド・ウェブが世界中に広まり、誰もが活用できるツールに変わっていったのでしょうか?
簡単です。時代の流れに沿っているため、急速に発展したのです。
ワールド・ワイド・ウェブ(インターネット)は、「宝瓶宮時代の申し子」だからです。

One-Point ◆ 他のページにも書きましたが、「時代」の流れに沿ったものはどんどん発展していきます。「宝瓶宮時代」はまだ始まったばかりです。他にも、「宝瓶宮(水瓶宮)」や「天王星(水瓶宮の共鳴星)」の象意に沿ったものからは目が離せません。もっとも、水瓶宮や天王星の正しい象意に基づく解釈でなければなりませんが…。


ナイト(サー)の称号を叙勲

●W3Cの技術統括責任者となったバーナーズ=リーは、このワールドワイドウェブ開発の功績により、2002年、英国放送協会(BBC)から「最も偉大な英国人」の一人に選ばれました。
また、2年後の2004年には、エリザベス女王からナイトの称号を授与される栄光に輝いています。
ナイトの叙勲に際して、サー・バーナーズ=リーは、「世界中の発明家や開発者とともに作ったもの。この栄誉はインターネットに関係するすべての人に与えられるべきものだ」と、かっこいいコメントを残しています。

《 ワールド・ワイド・ウェブの開発エピソード 》

ここで、簡単にワールド・ワイド・ウェブの生い立ちを見てみましょう。
イギリスの計算機科学者ティモシー・ジョン・バーナーズ=リーと同僚のロバート・カイリュー(ベルギー生まれ)は、「宝瓶宮時代のビッグバン」直後の1989年3月、ハイパー・テキスト・システムを公式提案します。
ハイパー・テキスト・システムというのは、ホームページを制作表示するための言語システムです。
遠方からでもインターネットを使って、彼らの勤務先であるスイス(ジュネーヴ)にある欧州原子核研究機構内の情報に、いつでも自由にアクセスするためのものでした。
翌1990年には、早くも世界初のウェブサーバとウェブブラウザ(HTMLエディタ兼用)によるワールド・ワイド・ウェブが構築されます。
さらに翌1991年には、彼らは世界最初のホームページ(ウェブサイト)を立ち上げました。そして、その仕様書を全世界に公開したのです。
今では、当たり前のように誰もが自由に使える「インターネット」です。
彼らは、あえて特許を取得しませんでした。
欧州原子核研究機構も、無料で人々に開放しました。
その恩恵をすべての人々が今、そして将来もずっと受け続けるのです。
この行為は、宝瓶宮時代の「友愛精神」に基づく行為といえるでしょう。

One-Point ◆ バーナーズ=リーは、1955年6月8日の双子宮生まれ、同僚のロバート・カイリューは、1947年1月26日で水瓶宮生まれです。う〜ん、まさにワールド・ワイド・ウェブの発明にふさわしいサイン(宮)のコンビですよね!

《 ブラウザを備えたウインドウズ95の発売 》

もう一つ、輝かしい功績を書いておきましょう。
それはマイクロソフトから鳴り物入りで発売されたウインドウズ95です。
パソコンというのは、宝瓶宮時代の象意に沿った個性実現のアイテムです。
コンピュータといえば、かつては大型のオフコン(オフィス・コンピュータ)でした。
個人が使えるパソコン(パーソナル・コンピュータ)の開発に際しては、「誰がそんなもの使えるのだ?」と反対の声が上がったといいます。
今では、どちらが正しかったかは明らかです。
自己表現のツールでもある「パソコン」も、そのパソコンを使って世界中の情報に接することのできる「ワールド・ワイド・ウェブ」も、個性や真実、自由・平等・博愛といった宝瓶宮時代の象意に密接に関係しています。
それゆえ、時代の潮流(トレンド)に乗らざるをえません。
ウインドウズ95は、それまでのウインドウズ3.1とは違って、難しいプログラム(コマンド)を知らなくても、気軽にインターネットにアクセスできるユーザーインターフェースを備えていました。
おかげで、ウインドウズの開発者であり、会長のビル・ゲイツの儲けたこと!
時代の流れに沿っていると、「幸運」は、まるで降って湧いてくるかのごとくです。(笑)

One-Point ◆ 分かります? ユーザーインターフェースは確かにマック(マッキントッシュ)のマネだったかもしれません。しかし、ウインドウズ95にはインターネットに接続できるウェブブラウザ、インターネット・エクスプローラ(以下、IE)を付加(Plus!)できたのです。IEの標準装備はウインドウズ98からでした。


インフラストラクチャー

●広く国家や社会の基盤をなすものをインフラストラクチャー( infrastructure : 略してインフラ)と呼びます。
代表的なところでは、道路や鉄道、そして電気や上下水道といった施設や設備がインフラ(社会基盤)です。
今日では、インターネットに代表されるオンラインやワールド・ワイド・ウェブといった情報網が上げられます。
宝瓶宮時代は、その象意に基づいて、電波や共鳴や波動を使ったインフラ整備が普及していくでしょう。

《 パソコンとインターネットが拓く宝瓶宮時代 》

デザイナー御用達でもあったオシャレなイメージのマック(マッキントッシュ)とウインドウズ95との決定的な違いは、ウェブブラウザの有無にあったのです。
個性実現のツールである「パソコン」というだけでなく、「インターネット」機能ゆえに、ウインドウズは一気に世界標準として市場を席巻(せっけん)しました。
これが時代の象意に沿った幸運です。
時代という時間(運勢)の流れには、誰も逆らえません。
デザインのマネごとをしながらも、なぜかマック(マッキントッシュ)嫌いだった私は、ウインドウズ95を買って独立しました。
その後に買ったウインドウス98は7年ほど活躍したあと壊れましたが、95は13年たった今も、新しいVISTAの隣でMEとともに動いています。
話が逸れたので戻します。
インターネットは宝瓶宮時代の主要なインフラ(社会の基盤をなす設備の意=インフラストラクチャー:infrastructure)なのです。
ワールド・ワイド・ウェブは、その中でも、世界の人々を自由につなぎ、個人が対等に社会にメッセージを発して「自由・平等・博愛(=友愛世界)」を実現に導ける画期的なツールです。
これを「当たり前!」と思ってはいけません。(もう当たり前なのですが…笑) パソコンはセンスさえあれば誰もが簡単に記者や作家はもちろん、デザイナーやアニメーターや動画制作者や監督にもなれます。
またワールド・ワイド・ウェブは、個人が、新聞社や出版社やシアター(映画館や劇場)のように、世界中に発信することを可能にしました。
意義ある個々人の情報が、社会や世界に影響を与えていくことを可能にしたのです。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の意識の目覚めとともに、人々は徐々に宝瓶宮時代の方向に変わっていきます。その価値観や感性は、次第にウェブサイト(ホームページ)やブログにも反映されていくでしょう。そのとき、インターネットは、どれくらい社会変革の役割を担うのでしょうか?



情報は意識によって活用される

●使う側の意識やレベルがモロに反映されるのが、ワールド・ワイド・ウェブ(ホームページ)です。
なので発展途上であり、過渡期である現在は、必ずしもまだ、本来の使い方をされていないのです。
しかし、「宝瓶宮時代の目覚め」の訪れとともに、人々の意識が変わり、新しい時代の方向に沿った情報や活用に徐々に成熟していきます。
それが何年後になるのかは、人間の意志がどこまで強く働くかによって変わってきます。

《 星のディレクションから読むインターネットの将来 》

長くなりましたので、最後に星のディレクションからみた「インターネット」の将来予測を簡単に書いて終わります。
宝瓶宮時代のビックバンとともに、実用的な星のディレクションのもと、ワールド・ワイド・ウェブは始まりました。
今(2008年)は、「象意の混在と主導権争い」の星のディレクションのもと、虚実入り混じった玉石混交の情報が飛び交い、フィッシング詐欺といった偽計などが横行する現状にあります。双魚宮時代と宝瓶宮時代の象意が交錯する過渡期にあるからです。
しかし、人々はこういった混迷期を経て次第に悟っていきます。
星のディレクションは、2009年頃からは「宝瓶宮時代の意識の目覚め」を示します。
個性や自由・平等・博愛、また友愛世界を志向する宝瓶宮時代の象意を人々は徐々に自覚していきます。
そうなると、ウェブサイト(ホームページ)やブログの情報も変わっていくと思いません?
真実の情報は真実として社会変革にパワーを発揮し、一方、空想や創作はフィクションとして純粋に娯楽として楽しむようになっていきます。
ただし、以前の情報は更新しないかぎりネット上から無くなりませんので、急激に変わるということではなく、徐々にということになります。
それは、インターネットやワールド・ワイド・ウェブの激しい競争期を生み出します。
そういった競争期を経て、現実生活に密着した実用的な活用に向かっていきます。2017年頃になると、星のディレクションは、インターネットの実体化(実用化)を示すようになるからです。
そのころになると、インターネットは情報でも実社会でも、「友愛世界」を実現する重要なツールであることを人々は悟っていくのです。

One-Point ◆ マルチメディア社会ということが1990年代に流行ました。ここで述べているのは、その概念を一歩進めて「マルチネット社会」の訪れをリーディングしてお伝えしようとしたものです。実生活(家庭・組織・施設)の多くがインターネットとつながり、誰もが便利に暮らせる宝瓶宮時代の社会基盤を築いていきます。もっとも、人の意識とアイデアや技術革新次第なので、私たちが生きているうちにどこまで進むかは分かりませんが…。(笑)

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