宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

クオリアル・ワールドの伝授
―宝瓶宮時代の新しい宇宙観―

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「クオリアル・ワールド」は、これからの時代の新しい宇宙観です。
また「数理法則」に基づく宝瓶宮占星学の基礎となる宇宙観ともなります。
テーマが大きいのですが、イントロダクションをお楽しみください。

これから始まる宝瓶宮時代の新しい「幸せ」探し

●第1稿 : 2012年 3月29日アップ
●改訂稿 : 2012年 4月 7日アップ


今回は、読むには少しパワーが必要です。
新しい考えなので受け入れ難いと思いますが、ボチボチとお気楽にお読みください。
賛否はともかく、新しい時代の「幸せ」探しを感覚的にでもつかんで、ご参考にしていただければと思います。
本来、人は生まれた以上、誰でも「幸せ」になる権利を持ちます。
「幸せ」はそのときどきに感じることもできますが、永続的な「幸せ」は、新しい宇宙観=「クオリアル・ワールド」を知ることが前提となっていきます。

《 イントロダクション 》

ホロスコープ・リーディングにおいても類似のことがいえます。
何のためのリーディングでしょうか?
「幸せ」になるためのホロスコープ・リーディングのはずです。
それが「吉凶判断」や「当たる・当たらない」の占断に陥ってしまうと、あまり意味を持たないのです。
なぜなら、「吉」は「凶」に、「凶」は「吉」に、簡単に変わります。
中国の故事、「万事塞翁が馬」は、それを表わしています。
スポーツでも、ビジネスでも、「ピンチ」は「チャンス」に、「チャンス」は「ピンチ」に変わるのです。
実際に体験したことがある方なら簡単に分かるでしょう。
また、ある程度の歳になれば、見識としても身についてきます。
ところが、西洋占星術を信じ込んでしまうと、そうはいきません。
「木星は吉星」「土星は凶星」、「スクエア(90度)は凶座相」「トライン(120度)は吉座相」といった吉凶判断が、いったん意識にインプットされてしまうと、日常生活においても「良し」「悪し」といった単純な二者択一の判断を知らないうちにするようになってしまいます。
これはかなり怖い現象です。
すべての西洋占星術がそうだとはいいませんが、案外と多いのです。
結局のところ、「吉凶判断」では、一時的にはともかく、永続的な「幸せ」につながるリーディングは難しいのです。
そういったことから、実際に即したバックボーンをベースに持たないと、永続的な「幸せ」につながる正しいリーディングはできないのです。

One-Point ◆ 当たり前のことですが、占星術(学)は、宇宙の星の配置に基づいてリーディングを行ないます。なので実際の宇宙に解釈の根拠を素直に置くことが必要です。それを「数理法則」から解き明かしたのが「クオリアル・ワールド」です。


「恋愛相性」は吉凶判断でもOK?

●例外的に「恋愛相性」においては、吉凶判断が案外と有効です。
「合う」「合わない」、「好き」「嫌い」といった関係が、二者択一の吉凶解釈と共通するからです。
「遊び」といえば語弊がありますが、恋愛感情そのものは、違法な言動に出ないかぎり、法的規制がありません。
婚姻関係よりも圧倒的に個々人の自由に委ねられています。
しかし、結婚や結婚相性となると、そうはいきません。
「好き嫌い」や単なる「吉凶解釈」を超えた判断が必要になってきます。
結婚は、現実の生活ですし、個人だけではなく、社会にも密着しているからです。

《 プラトン月が始まるとき 》

東西の占術にかぎらず、カウンセリングやスピリチュアルの現場においても、本来、このような宇宙観は必要です。
もっと広く、経営理念や経営哲学など、ビジネス・シーンにおいても有用です。
精神面も現実面もノウハウ面も、全人的に活用できる内容を持つのが、「クオリアル・ワールド」だからです。
世界観そのものは、過去にも現在も、それぞれに存在します。
宗教は宗教、科学は科学、人生は人生、○○は○○の世界観があります。
西洋占星術の前身である古典占星術にも、古代ギリシャの世界観がありました。
そのどれか一つに偏ってしまうと、全体的な宇宙の「姿」が見えなくなります。
精神世界や心霊世界を絶対視してもそうです。
また、量子論を含めた現代物理科学や物質世界を絶対視してもそうです。
人は「考え」ること、「認識」すること、「意識」できること、すべてを生まれ持った全宇宙的な存在だからです。
そのため、人間がとらえるすべての世界を包括できる、あるいは逆に、すべての分野に展開できる宇宙観でなければなりません。
そのような「時代の真実」を手に入れるために、人類は大小を問わず代償を払ってきました。
約2,500年前、双魚宮時代の影響圏に入る頃、仏陀(釈迦)は、王子の立場や妻子を捨てて出家し、難行苦行の道を歩みました。
西洋(古代オリエント)でも約2,000年前、双魚宮時代が始まってまもなく、イエスは十字架上で殺され、使徒らも殉教の道を歩みながら、福音を世界に広めていきました。
すべては、双魚宮時代の「幸せ」の権利を手にするためです。
かつての双魚宮時代は、それが「宗教」であり、古代ギリシャに端を発した「思想・哲学」によって「幸せ」を探求してきたのです。
宇宙的周期プラトン年(グレート・イヤー)に由来する新しい時代(プラトン月=グレート・マンス)が始まるとき、その時代のパラダイムに基づいた「幸せ」探しが必然的に始まっていきます。

※プラトン年=古代ギリシャの天文学者ヒッパルコス(BC190頃-BC120頃)が発見した地球の自転軸が25,920年(理論値=72×360)で一周する宇宙的周期のこと。これを12分割した2,160年(理論値=72×30)をプラトン月といい、春分点の移動に伴い12サイン(宮)とは逆方向に進んでいきます。白羊宮時代→双魚宮時代→宝瓶宮時代→磨羯宮時代→人馬宮時代→…。
※ご参考「宝瓶宮時代と占星学」「宝瓶宮時代の根拠」。

One-Point ◆ 今から約2,183年ほど前に双魚宮時代は始まりました。そして23年前、1989年「宝瓶宮時代のビッグバン」によって終わりました。この間、古代ギリシャの思想哲学や世界四大宗教が人類を「幸せ」に導くために引っ張ってきたのです。しかし、仏教もキリスト教も「現世の幸せ」をもたらすことはできず、結局、まだ見ぬ「極楽浄土」や「天国(パラダイス)」に希望をつないで生きてきたことになります。


イギリス革命、その自由と権利

●清教徒革命(1641-1649)と名誉革命(1688-1689)を総称して、イギリス革命と呼びます。
その前の主教戦争(1638)を含めることもあるようです。
清教徒革命は、絶対王政とカトリックの権力から、自由を求めた革命です。
名誉革命は、無血革命とされ、「権利の章典」の発布につながりました。
今日の個人の「自由と権利」の発端となった市民革命です。
新しい自由民主主義体制は、ここから始まりました。
その後、清教徒(ピューリタン)は自らの国と信仰の自由を求めてアメリカ大陸に渡ります。
彼らは、母国イギリスと独立戦争を戦ってアメリカを建国(1776)します。
その直後、「自由・平等・博愛」のスローガンで有名なフランス革命(1789-1799)が起きました。

《 これからの「幸せ」探し 》

1989年、宝瓶宮時代は始まりました。
これからの時代、人は何によって「幸せ」を手に入れるのでしょうか。
17世紀、宝瓶宮時代の影響圏に入った1630年以降、絶対王政や宗教的権威(カトリック)による支配から、自由と権利を手に入れるために、一般市民や先覚者が戦って血を流してきました。
一連のイギリス革命がそうですし、後のアメリカ独立戦争もその一例ですし、フランス革命もそうです。
今日、その自由と繁栄の恩恵を最も受けているのが日本です。
ところが、日本における自由は、ちょっと特殊です。
20世紀の半ば、冥王星のディレクションによって、戦争に「勝つ」のではなく、「負ける」ことによって日本人は自由と平和を手にしてきました。
そのため、日本人は戦争や軍事力を放棄することが、自由と平和を手に入れる道だと一部の人々は思っているようです。
日本人の民族性にもその理由の一端はありますが、他国から侵略され、併呑され、隷属させられて自由を失った歴史がないために、日本人の「DNA」の中に自由とは何かが残っていないのです。
世界の歴史や常識からみれば、ありえないことです。
ところが、21世紀前半、そう遅くない時期に再び、冥王星のディレクションが人類、特に最先端の日本やアメリカを中心にもたらされます。
先の第二次世界大戦のように、世界覇権をかけた人類最終戦争とはなりにくいのですが、逆に、それ以上に熾烈な「精神意識の変革」という、いわば「見えない戦争」が起こります。
武力による戦争は、原則的に戦場に立つ軍人のみが戦うのですが、「見えない戦争」は、誰もが持つ精神面や霊性面に働いていきます。
日常生活や自分の心を、いわば「戦場」として、180度ほども変わる精神意識変革がもたらされていくことになります。

One-Point ◆ 双魚宮時代は、仏陀やイエスが現われて、それまでの俗世的な生き方を180度ほども変えて、人類の宗教性を高めていきました。これからの宝瓶宮時代は、意識や精神面の常識が180度ほども変わっていきます。2011年、すでに「霊識元年」の緒につきました。新しい「クオリチュアル」な時代の「幸せ」探しは始まっているのです。


人類歴史を方向付けているもの

●西洋占星術では、人類歴史にかかわる未来予測は難しいのです。
「クオリアル・ワールド」のような宇宙的バックボーンがないためです。
意識や関心が「吉凶」や「当たる・当たらない」に向いて、学んだり、解釈しているかぎり、「占い」から離れることができません。
宝瓶宮占星学は、人類歴史の根幹となる新しい宇宙観=「クオリアル・ワールド」に基づいて、「数理法則」や「配列法則」を「基礎理論」としてリーディングを展開します。
このサイトで「星のディレクション」というとき、人間の意志判断を尊重するために、またリーディング・ミスを避けるために、大きめの概念で表記しています。

《 宇宙創成のプログラム 》

一部の有識者が、今後、大転換の時代が来ることを述べています。
その大転換がいつ頃から、どんな内容で訪れるのか、幾分なりとも漠然とした感があるのではないでしょうか。
宝瓶宮占星学の場合、どこまで正確かはともかく、時期も方向性も明確です。
太陽系の星の運行は秩序正しく安定しているために、将来の星の動きは正確に計算することができます。
そのときの星の配置から、いつから、どんなディレクションの影響圏に入っていくのか、いつから正式に始まり、世界がどのような方向に流れていくのか、案外と正しくリーディングし、提示することができます。
すでに今後、数10年間のメイン・ディレクションのリーディングは終えています。
そこからみえてくることは、21世紀前半の人類歴史は、新しい「精神意識」が構築されていく時代になるということです。
古いスピリチュアリズム(心霊主義、神秘主義)ではなく、「クオリチュアル」な動きです。
「クオリチュアル」については、後日ご説明することがあると思います。
では、なぜ星の動きを正しくリーディングすることで、人類の未来が予測できるのでしょうか。
もし、宇宙に何の目的もなく、人類歴史もテキトーに流れていくものであれば、未来予測は不可能といっていいでしょう。
しかし、宇宙には、断定的にいえば、明確な「目的と方向性」があります。
人類歴史もまた、そこにかかわって「発展」しています。
でなければ、死と暗黒のこの宇宙世界の中に、「地球」という神秘のシステムを持つ星が存在することはありません。
また、数々の生命、特に「人間」という奇跡の生命体が、この宇宙世界に存在することもありません。
端的にいえば、宇宙・太陽系の「在り方」が、地球と人間の存在を可能にしています。
それゆえにこそ、宇宙・太陽系の在り方「クオリアル・ワールド」によって、正しくホロスコープをリーディングすれば、歴史の方向性が見えてきます。

One-Point ◆ 人間の見えない「DNA」の中にも、「幸せ」の方向性が最初からインプットされています。どんな状況にあっても、適時それが働いて、紆余曲折を経ながらも、あるべき状況を目指して進んでいきます。既存の言葉で分かりやすくいえば「創造」と「進化」、すなわち「宇宙創成のプログラム」は今も働き続けています。


「クオリアル・ワールドの伝授」

●「クオリアル・ワールドの伝授」は、現在、有料のプレゼンツです。
ご興味と関心のある方にのみ、メール講座でモニタリングを兼ねてお届けしています。
人の生を考える真面目な占い師やスピリチュアリスト、カウンセラー、また世の役に立とうとする経営者など、人にアドバイスや益を与える教導活動をされている方々に有用です。
基本はお伝えできますので、自らの使命や仕事に役立つよう、ご自身で考えるためにも活用していただければと思います。

約3か月間の講座で、料金は12万円(税込)を予定しています。
現在はモニタリング中で、正規受講者の予約受付中です。

【付記:2014.03.21】
現在「数理法則とクオリアル・ワールド」伝授講座は、リライトによる増量によって、約6か月〜1年間のメール講座となっています。
料金は変わりません。
新しくアップいたしました「数理法則と宝瓶宮占星学」をご高覧ください。

《 「クオリアル・ワールド」 》

宇宙・太陽系、そして地球や人間の「在り方」は、驚くほどホロスコープの中に展開されています。
宇宙この世界は、「基本三数」に基づく12数(13数)によって象徴され、それがそのままホロスコープの基本構造となっています。
「数理法則」12数は、12サイン(宮)や12ハウス(室)、また十大惑星や占星点、主要なアスペクトなど占星要素と共鳴関係を持ちます。
誰が一体、このようなホロスコープを編み出したのでしょうか。
古代ギリシャの世界観がベースですが、双魚宮時代の優れた精神性と直感力が、理屈を超えて働き、宇宙の真理をキャッチしたようです。
もっとも、今日の「占い」に堕した西洋占星術は、そのお宝に気づかず「吉凶」に身を置いているのは、上述のとおりです。
「宇宙この世界」というとき、皆様はどんな世界を思い浮かべますでしょうか?
宗教信者なら、神による被造世界などでしょうか。
最近のスピリチュアルな幸福論や成功法則なら、意識宇宙でしょうか。
科学者であれば、相対性理論や量子論など、最先端科学による物質的な宇宙世界でしょうか。
ビジネスマンや政治家であれば、日常生活や現実社会かもしれません。
どんな世界観を持っていても自由なのですが、どれか一つに偏り過ぎてしまうと、真実の「宇宙」から離れていきます。
大宇宙は、全人的な内容で存在しているので、いろいろな世界観の融合体です。
人間が「小宇宙」といわれるのもそれゆえです。
そのような大宇宙の現実や、「小宇宙」といえる人間認識から離れれば、正しい宇宙観からも、また正しいホロスコープ解釈からも離れていきます。
永続的な「幸せ」の権利をから遠のいてしまうのです。
すでに新しい宇宙観の時代が始まっています。
何が「幸せ」かは個人の主観によるものだとしても、普遍的な認識を欠くと、刹那(せつな)の「幸せ」しか得られず、「せつなく」なってしまいます。
新しい時代が始まるとき、時代の要請に基づいて、新しい時代のパラダイムに沿った「幸せ」探しが始まります。
主観的な「幸せ」を客観的かつ永続的な「幸せ」に導くのが、新しい宇宙観=「クオリアル・ワールド」です。

One-Point ◆ 「クオリアル・ワールド」の「数理法則」は、「霊性」の存在までも解き明かします。1数=時間、2数=空間、3数=人間(関係)の「基本三数」が展開されて、結果、宇宙森羅の最小象徴数12数が生じます。そのプロセスは、そのまま宇宙創成と人間成長の発展段階を象わしたホロスコープにも展開されています。そのような「クオリアル・ワールド」を知ることによって、新しい西洋占星術の解釈も、また永続的な「幸せ」の権利も手に入れる道が始まっていきます。



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