宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

ホラリー「マイナンバー制度」
―国民のメリットよりもお上の都合―

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騙される大衆! どうみても国家の権力による「国民支配」

●第1稿 : 2015年10月29日アップ



基礎理論と「新ホラリー占星学」

●ホラリー・ホロスコープまたホラリー占星術は、生年月日によらず、質問されたときの時間や、事件や事故が起きたときの時間によって、事の真相をリーディングするものです。
宝瓶宮占星学の基礎理論「数理法則」を適用し、適切に展開するのが「新ホラリー占星学」です。
そこに当事者のホロスコープ(出生天球図)を重ねると、さらに真相がみえてきます。


すでに通知が届いた方もいらっしゃると思います。
今月、2015年10月5日から「マイナンバー制度」が施行されました。
「これって、どうなの?」 そんな疑問をもったことから、宝瓶宮占星学の「新ホラリー占星学」でみてみました。

《 施行時のホロスコープ 》

政府広報いわく。
「国民生活を支える社会的基盤として、社会保障・税番号制度を導入します」
そんなうたい文句のもと、「行政の効率化」「国民の利便性の向上」「公平・公正な社会の実現」が説明されています。
官僚の文章には、素人がみても分からない隠された意図があったりします。
なので、これだけでは具体的なことはわかりません。
もっとも、そんなことはどうでもいいのです。
「マイナンバーって、どういう仕組み?」ということをお知りになりたいのであれば、そういった関係文書や記事をお読みください。
ここでは「マイナンバーって、どうよ?」といったことをホロスコープからリーディングしてお伝えするだけです。
マイナンバー制度が施行されたのは、2015年10月5日。
当日午前0時、日本国に設定した「ホラリー・ホロスコープ」(設時天球図)からリーディングをお届けいたします。
ホロスコープは次のとおりです。

マイナンバー施行時のホロスコープ

One-Point ◆ 上記ホロスコープは「新レジオモンタナス・ハウスシステム」で作成しています。各ハウス(室)を正確に30度ずつとった正当な「ハウス・ホイール」です。オーブ(許容度数)は、太陽と月が10度、それ以外の星と占星点は、6度をとっています。基本、メジャー・アスペクトのみアスペクト・ラインをとりましたが、ASC(上昇点)と太陽との五分(クインタイル=72度)は今回、重要なので書き込んでいます。

《 新ホラリー占星学 》

これまで「新ホラリー占星学」 のページで、宝瓶宮占星学のホラリー解釈のポイントとなる見方をご紹介してきました。
なので、知る人ぞ知るというところでしょう。
それらのページをご高覧された方は、上のホロスコープを一瞥されて、「またか!」と思われたかもしれません。
偶然か必然か、「高知白バイ衝突死事故」も、「坂本龍馬の出生時間と斬殺」も、「ホラリー「JFK暗殺」」も、犯人側と被害者側は、「獅子宮」または「水瓶宮」で象わされています。
これらの事件は、犯人側は、公権力を象わす「獅子宮」がASC(Ascendant アセンダント=上昇点)になっています。
一方、被害者は、市民や国民を象わす「水瓶宮」のDES(Descendant ディセンダント=下降点)となっています。
ただし、「JFK暗殺」に関しては、被害者が「アメリカ大統領」ということもあって、逆に被害者を象わすDES(下降点)が公権力を意味する「獅子宮」です。
この「マイナンバー制度施行」も、これらに同様です。
「事件」としてとらえたとき、マイナンバー制度を施行した国家・政府側が、いわゆる意志側の「犯人」で、マイナンバーを付けられる国民側が「被害者」ということになります。
「おいおい、事件ではないし、そこまでいうのは書きすぎでしょ」
そう思われる方がいらっしゃるかもしれません。
それはそうです。
ですが、単なる「制度」にしては、そこまで書いてもかまわないほど、かなり「ヤバイ!」星の配置になっています。

One-Point ◆ 最初に「レクチャールーム」にアップして、のちに一般公開にした「新ホラリーで読む尖閣沖漁船衝突事件」は、犯人側が「蠍宮」で、被害者側が「牡牛宮」でした。蠍宮というのは、中国の「民族性」を象わします。一方、牡牛宮は、日本の「現体制」を象わします。なので、中国人の船長によって、日本の海上保安庁の巡視船がぶつけられたことを星は見事に象わしていました。大きな事件は「獅子宮」「水瓶宮」「蠍宮」「牡牛宮」がらみで起こることが多いようです。

《 強大な施行者「官庁・官僚側」 》

「マイナンバー施行」時のホロスコープをみると、ASC(上昇点)は獅子宮です。
その共鳴星の太陽は、事件でいえば「犯行の動機」を象わすIC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)に合(0度)をとっています。
しかも、ASC(上昇点)の獅子宮1度と、太陽の天秤宮11度は、両者を強調する五分(72度)のアスペクトです。
それだけではなく、太陽は、「美意識」や「理想の自己像」などを象わす金星と交歓(ミューチュアル・リセプション)をとっています。
これらが意味するところは、偶然や、やっつけで適当に導入されたマイナンバー制度ではなく、周到に準備され、練られ、明確な主体的意志をもった確信犯的なシステムだということです。
「マイナンバー制度」のウラ事情は、ごく一部の「週刊誌」などが、スキャンダル的に推測もまじえて暴露することがありそうですが、「新聞」が暴いておおやけにすることはありません。
なぜなら、昨今、素人が多い新聞記者は、官庁や官僚に「情報権」という鼻薬をかがされて、逆らうことができないからです。
もし、新聞社が「マイナンバー制度」のウラ事情を暴露したら、陰に陽に法に触れないように難くせをつけられて、たとえば記者クラブを「出禁」にされるなど、官庁や官僚から「情報」をもらえないようにされて、記事を書けなくなってしまいます。
なので新聞をいくら読んでも、官庁や官僚御用達の新聞から、「マイナンバー制度」の隠れた意図は分かりません。
さて、上記の「ホロスコープ」から読める第一は、「絶対権力」です。
「官庁」や「官僚」また「地方自治体」といった役所や役人を象わす「乙女宮」に、積極果敢な「火星」があって、それに油を注ぐように増大させて行使していく「木星」が合(0度)をとっています。
これだけでも、度が過ぎるともいえます。
それだけではなく、木星は、「実務」や「現実の組織」を象わす「山羊宮」で、「最高権力」を象わすことのある「冥王星」と、スムーズに関係を結んで、三分(トライン=120度)をとっています。
これでは、官庁や官僚の思うがままに、強権を発動できる「マイナンバー制度」になっているといわざるをえません。
もっとも、冥王星は、両極端の象意を隠し持ちます。
なので、もし官庁や官僚がやりすぎた場合、「マイナンバー制度」は、一気に信用を失墜し、大幅な運用見直しや、最悪の場合は廃止の可能性も出てきます。

One-Point ◆ 占星学また占星術に詳しい方はお分かりだと存じますが、「犯人側」(施行側)にかかわる星や占星要素は、かなりパワフルなものばかりです。ASC(上昇点)の「獅子宮」、ASC(上昇点)に下三分(ロウアー・トライン=120度)の「土星」、IC(北中点)に合(0度)の「太陽」、官庁や官僚を象わす乙女宮に「火星」と「木星」、さらに山羊宮の「冥王星」を下三分(120度)。まれにみる最強のパワーをもった布陣になっています。コワッ!

《 無力なさらしもの「国民側」 》

次に、国民側をみてみましょう。
事件でいう「被害者」は、DES(下降点)が象わします。
DES(下降点)には、ケレスが合(0度)です。
ケレスには、ドラゴン・ヘッドが上三分(アッパー・トライン=120度)をとっています。
これらが「マイナンバー」を振り当てられる「被害者」側の国民一人ひとりの状態を象わします。
『入門講座』を購読されたり、IDとパスワードによって「レクチャールーム」の記事を読まれている方なら、ケレスやドラゴン・ヘッドの意味は正しくお分かりだと存じます。
ここに国民の存在つまり「気持ち」や「意志」は消されて、反映されていないことが分かります。
上述いたしました施行者「官庁や官僚」側を象わす「最高権力」の星々の象意の前に、まったくの無抵抗、無力のまま、国民大衆は、知らないうちに受け入れざるをえないことを意味しています。
「被害者」を象わすDES(下降点)「水瓶宮」の共鳴星の天王星は、MC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)に合(0度)をとっています。
当然、天王星は、IC(北中点)に合(0度)の「太陽」と衝(オポジション=180度)です。
「敵対」とまではいいませんが、国家権力側(太陽)から、完全に目をつけられてターゲットにされています。
それはさらに、対外的におおっぴらにされて、隠すことができない「無力なさらしもの」の国民側となっている制度であることが、DES(下降点)や天王星からわかります。
もう1つ、2つ。
この天王星は、見事に山羊宮の冥王星と矩(スクエア=90度)です。
これらは、国民側に配慮して設計・考案された「制度」ではなく、完全に国民側と政府側のスタンスや考えが異なる「マイナンバー制度」になっていることを意味します。
まるで「ライオン」に狙われた無抵抗の「獲物」そのものに国民がなっています。
そういったことが、この種々の星まわりからよみとれます。

One-Point ◆ 繰り返します。単に「ホロスコープ」をリーディングしてお伝えしているだけです。現実の「マイナンバー制度」の内容をお伝えしているものではありません。施行日のホロスコープから、宝瓶宮占星学の「新ホラリー占星学」によって読める内容です。どのような解釈があってもご自由ですが、「数理法則」また「数理法則とクオリアル・ワールド」をベースとする宝瓶宮占星学から解釈すると、こうなるということです。

《 騙される「大衆 」 》

さて、最後に重要なリーディングをお伝えいたします。
一般に「月」は、大衆を象わします。
「政経占星術」(マンデン・ホロスコープ)をはじめ、社会事象をホロスコープから読もうとするとき、当該ホラリー・ホロスコープにおいては、そうだということです。
子どもから、おじいちゃん、おばあちゃんまで、お年寄りを含めた「一般大衆」です。
その「月」は、第12ハウス(室)にあります。
しかも、ご丁寧に、魚宮の共鳴星「海王星」を上三分(120度)としています。
そういった時間帯に、「マイナンバー制度」が施行されたわけです。
問題は、第12ハウス(室)の月に上三分(120度)をとる海王星が、何を意味するかです。
わかりやすくご説明しますと、この「月」(一般大衆)は、お上を受け入れて、ほとんど「抵抗」しません。
お人よしとも、素直とも、無抵抗に「マイナンバー制度」を受け入れていくことを象わします。
それはそれで、それだけならいいのです。
ですが、この海王星は、一方では、火星(また木星)を衝(180度)として、月に上三分(120度)をとっていることをご注目ください。
これらは、「犯罪」、事実を誤魔化して金品を奪う「詐欺」などの犯罪に、「一般大衆」が見舞われやすくなることを、この「マイナンバー制度」は象わしています。
まだ、はじまったばかりです。
国民に順次、マイナンバーの通知が送られている最中です。
なので「マイナンバー」を悪用した「詐欺」などの「犯罪」が、茫漠として起きていくようになるのは、これから先のことになります。
騙されないように最大限の注意が必要です。
ここに「マイナンバー制度」の最大の問題点が潜んでいるとリーディングできます。
「月」は、施行側の官庁や官僚側を象徴する星「太陽」と、矩(90度)をとっています。
また「月」は、「冥王星」とも衝(180度)です。
これらは、そういった「一般大衆」に対して、官庁や官僚やお役所側が、本気で関与しないことを象わしますし、またそういったことに見舞われる「一般大衆」の立場を考慮に入れずに「マイナンバー制度」を設計・施行したことを象わします。
現段階では、騙されても自己責任で「救済措置」は受けられないでしょう。
結局、この「マイナンバー制度」は、ホロスコープ・リーディングからは次のようにいえます。
大いに活用できて「利便」を得るのは官庁や官僚などのお役所や役人側、そして詐欺グループのみ。
国民や一般大衆は、MC(南中点)に合(0度)の天王星が象わすように「丸裸」にさらされ、さらには「詐欺」に遭うなど騙される可能性が大きい制度になっていることがわかります。

One-Point ◆ ついでに書いておきます。上述した内容のほかに、「国民」を組織管理していく星があります。このことが象わすもう一つの意味は、国民以外、たとえば逆説的に「隠れスパイ」や「不法入国者」、また日本転覆をたくらむ「反日勢力」をチェックする治安維持に役立つ一面があるということです。




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