宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●2023年 6月19日アップ
ご参考です。
“占い”ではないホロスコープからみたとき、どう生くべきかという「基本軸」が個人のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)にあります。
聞き慣れないと存じますが、「自分軸」と「実在軸」とから成り立っていて、建築中のビルでいえば、鉄骨部分が基本軸で、縦横に組み合わさった鉄骨のように、ホロスコープの中心を成す骨格となっています。
最終的には、内装工事も終えて完成したビルディング、すなわち「ホロスコープ」全体から補足や裏付けのリーディングをしますが、骨格の「自分軸」と「実在軸」は「自分はどのように生きるべき存在なのか、また何をもって成すべき役割を果たしていくのか」などが象わされています。
人は、基本となる軸が定まらないと生きる方向性が定まらずにブレたり迷うことが起こりかねないので重要です。
ホロスコープにおける「自分軸」とは現実的には左右の水平軸が相当します。
一方、「実在軸」は上下天地の垂直軸です。
垂直軸は後述するとして、「自分軸」は“どのような自分で、何をターゲットや目標にして生きているのか”といった自分自身の生くべき方向性を示してくれます。
日常社会の現実生活を意味しますので、地上面で現わされており、ビルでいえば各フロアのヨコ組の“鉄骨”に当たります。
ホロスコープでは、「出生地」から見た東側の地平線を延長した黄道上の1点「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)と、西側の地平線を延長した黄道上の1点「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)を結ぶラインが象わします。
「基本三数」また「数理法則」から「ASC=上昇点」や「DES=下降点」の本来の意味を知ることでリーディングが可能です。
One-Point ◆ 地上において生きていくうえで日常生活のスタンスとなる現実面です。生きる方向性といってもかまいません。生きていく“スタート地点”と“目標ターゲット”といった水平方向の“軸”が象わされています。
次は「実在軸」です。
“内心でどう感じ、何を想って無意識の霊性意識を伴なっているのか。また社会的にどのように言動し活動をしていくべきなのか”を象わす基本軸です。
家事や仕事などの働き方や、社会的な役割や本分また天命などが、この「実在軸」によって象わされています。
これまた、「基本三数」や「数理法則」によって解釈することで、正しくリーディングすることができます。
ホロスコープでは、自分の足元を地球の裏側にまで垂直に延長して交わる黄道上の1点「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) と、自分の頭上を垂直に天空に延長した黄道上の1点「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)を結ぶ垂直のラインで象徴されます。
ビルで言えば、タテ組みの“鉄骨”に当たり、これによって高さが決まります。
また、家事を含めた仕事などの「対外的な活動」のみならず、外からは見えない地中の土台部分に匹敵する「深層の精神意識」の両分野が象わされています。
One-Point ◆ ホロスコープの基本軸の2つを「基本三数」から正しく理解すると“軸”が定まります。また、判断基準が定まり、生き方を迷いにくくなります。ただし、「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は誰であっても不可避です。
何の話か見えてこないという方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
既存の“ホロスコープ占い”こと現代占星術にはない「基本三数」による現実に即した解釈のお話です。
信じられないかもしれませんが、「基本三数」によってホロスコープはすべて際限なく解釈できます。
書いている本人でさえ100%は分かっていると断言できない奥深さがあります。
「基本三数」は、宇宙この世界の根幹法則なので、現実の地上世界にも、本来の正しいホロスコープにも、共通して貫かれており、新基軸の実際的な解釈が可能です。
以前、西洋占星術を学んできて、それはそれで参考になりましたが、初学の頃はともかく、私事ですが、学ぶほど過去の陳腐とも思える主観的な象意解釈に飽き足らなくなりました。
そのため、お話は飛びますが、「基本三数」による新基軸の解釈は現実に根付いてご自分で象意を極めていけますので、実生活に役立てようとされておられる方に至極おすすめできる根幹法則です。
ホロスコープ(アストロロジー)というのは、知る人ぞ知る「人類の叡智」ゆえに、今後の社会と個人の発展に役立つ内容でのご提供を考えています。
One-Point ◆ 現代日本にホロスコープを広めた故ルル・ラブア師は、その著書の中で「人類の叡智」と表現していました。まさにそのとおりで、占星術でさえそうなので、「基本三数」による本来のアストロロジーによる現実解釈は、究極的な「人類の叡智」といえます。
お話を戻します。
基本軸の2つは、私たちが住む現実空間では、地上の“水平軸”と天地の“垂直軸”に相当します。
現実空間がそうなので、出生地から見た位置関係をそのまま写しとった本来の「ホロスコープ」(出生天球図)も同様です。
ご注意すべきは、便宜的にプログラミングされたホロスコープは除きます。
ホロスコープは宇宙と同じ「基本三数」から成り立っており、ご本人との共鳴関係を「宇宙波動エネルギー」を介して位置関係そのままに象意としてもたらしているためです。
4つの「基本点」(Angle=アングル)のうち、「ASC=上昇点⇔DES=下降点」によって象わされる「自分軸」と、「IC=北中点⇔MC=南中点」の垂直ラインによって象わされる「実在軸」は、傾くことなく直角90度が本来のホロスコープです。
であってこそ、気づきにくいかもしれませんが、現実とマッチして共鳴波動が働きます。
One-Point ◆ 平たく申し上げますと、直感が働きやすく正しい解釈やリーディングが可能になります。一方、ナナメったホロスコープの場合、気づきにくいのですが、微妙に解釈のズレが生じていても、感知しにくくなっていきます。
●かつて、西洋占星術を探求していて“挫折”しました。
大ブームの中で混迷を深めていく占星術に「これはアカン!」と見切りをつけたのです。
“ホロスコープ占い”の現代占星術には数多(あまた)の“事実誤認”が認められていて、稀に指摘するマニアはいても、改善のきざしはなく放置状態でした。
それは現在も続いています。
後日、現実にマッチした納得のできるホロスコープ理論を自分で探究せざるをえなくなりました。
見出したのが「基本三数」です。
宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「星学」の開眼で、現在は通称「宝瓶宮占星学」と称しています。
第1章「啓蒙編」、第2章「技術編」と続き、並行して第3章「宇宙波動編」をご紹介しています。
「占星術」を正しく英訳すると、“Astro Divination”(アストロ・デビネーション:天体占い、星占い)になります。
決して「アストロロジー」(Astrology)ではありません。
なぜなら、「-logy」(〜ロジー)は“占い”とは対極のカテゴリーを意味するからです。
客観的な現実分野の学術などが「〜ロジー」と呼ばれています。
「ロゴス」や「ロジック」など“論理”や“理法”で、日本で「アストロロジー」といえば“占星術”と誤訳されていますが、歴史的な経緯や海外の事情があって致し方のない側面はあります。
ですが、その根底にあるアストロロジックな理由は、双魚宮時代末期の“事実誤認”や“勘違い”といった現代占星術の象意とオーバーラップしてもたらされていることに気づいている方はいません。
ちなみに、「四大元素説」とともに古代ギリシャ時代に発祥した「古典アストロロジー」は“占い”ではなく、当時は最先端の学問で世界的に活用されていました。
ただし、16世紀に“疑似科学”とされたことで、学術としての立場を失います。
そのとき、「四大元素説」の理論は引き継いだまま古典アストロロジーと現代占星術の中間に位置する占い稼業“擬似アストロロジー”に転化したのが、ケプラー(1571-1630)らによる「古典占星学」です。
One-Point ◆ 現代占星術は、正統な理論なき“ホロスコープ占い”で間違いありません。どのように思われても、1846年の「海王星」の発見によってはじまった心霊系のアラン・レオによる秘境占星術が前身です。
※アストロロジーとは似て非なる別ものがその本体なのですが、知ってか知らずか、関係者は黙しているために一般の方が気づくことはありません。
●新リーディング・メニューのご案内
新リーディング・メニュー「基本軸の鑑定(自分軸と実在軸)」のご紹介です。
“本来の自分はどのような「基本軸」をもっていて、どう生べき天運なのか”をホロスコープ(出生天球図)からリーディングするものです。
ご自身に相応しい“生き方”や“ターゲット”、また“深層の精神意識”をはじめとした“プライベート”や“仕事”また“対外的な社会活動”などを水平軸と垂直軸とから、基本となる運勢をお届けいたします。
ハンドメイドのホロスコープ(PDF)付きで、料金は5,000円(税込)です。
ご自身の正しい「ホロスコープ」(出生天球図)を抑えておくためにも役立ちます。
鑑定は、読みやすいように行間を設定したHTMLメールで、1週間前後を目安にお届けいたします。
※「鑑定メニューのご案内」
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