宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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この項目は、重要なテーマなので、まだ書きかけです。
改訂を繰り返しながら、徐々に内容を充実させていこうと考えています。
西洋占星術からは見えてこない内容を概括的にお届けいたします。
●第1稿 : 2008年07月21日
●改訂稿 : 2022年 3月24日
●宝瓶宮時代や双魚宮時代というのは、占星学上の時代区分です。
春分点の移動に伴うプラトン年に基づいて一時代、約2,160年間続きます。
これまでの約2,160年間は双魚宮時代でした。現在は、宝瓶宮時代が始まったばかりです。
この占星学上の時代区分に基づいて「パラダイムシフト」が起こっています。
※注)ここでいう「パラダイムシフト」は、単なる科学上の概念ではなく、人類文化や価値観という大きな枠組みや価値観の変化を意味しています。
宝瓶宮時代、私たちはどのように生きるのがよいのでしょうか?
「簡単だよ! 一人ひとり自由に生きたらいいんじゃないの!」、そのとおりです。
それが宝瓶宮時代にふさわしいライフスタイルですから……。
あれ? なんか話が終わってしまいました。(笑)
「どう生きるか」というのは、皆様の自由です。
ただ、どのように生きれば宝瓶宮時代の「運勢」に乗って発展していけるのか、ご参考程度にでも聞いておきたいと思いません?
また、なぜ自由に生きるのがよいのか、その理由についても…。
自分だけの自由なら、誰もいない無人島にでも行って独りで暮らせばよいのです。
宝瓶宮時代の「自由」は、平等や博愛(友愛)などとともに、重要なテーマの一つです。
それゆえ「自由」には、奥深い意味があります。
ここでは、私たち一人ひとりの「自由」は、自己の成長のみならず、社会や世界に影響を与えていくためにある、ということを記憶の片隅にでも留めおきください。
このことの意味を、よく考えなければならないのです。
このサイトで提起している宝瓶宮占星学は、西洋占星術では語られることのない宝瓶宮時代における「実学」を目指しています。
心ある皆様は、“当たる/当たらない”や“吉星/凶星”“吉座相/凶座相”といった子供だましのような西洋占星術を再考しなければなりません。そういった時代は終わりました。
“まだ見ぬ夢(世界)”を希望に生きる双魚宮時代は終わったのです。
実現不可能な“まだ見ぬ夢”を追い求める時代ではなく、一人ひとりが自由な意志によって世界をリードしていく宝瓶宮時代を迎えたのです。
そういった「ライフスタイル」の一端をご紹介しようと思います。
One-Point ◆ このサイトをご覧の皆様なら、時代の流れに沿った物事は、「運勢」を得て発展していくことをご存じでしょう。時代という大きな流れには、誰も逆らうことができません。結局は、時代とともに生きる人が「運勢」を得て栄えていくことが可能です。
●双魚宮時代は、“まだ見ぬ夢(世界)”を人類に与えてきました。
それが宗教や思想の一つの役割でした。
また、その「夢」を希望に人類は倫理規範を築いてきたのです。
「信仰とは、まだ見ぬことを信じることである」といったことが、何かの本に書かれていました。
双魚宮時代の“まだ見ぬ夢”とは、現世では実現不可能な「天国」や「極楽(浄土)」、また「共産主義ユートピア社会」のことです。
それらは遥か遠く、現世の彼方における空想(夢)のお話です。
社会規範や意識が向上した宝瓶宮時代の人々は、現実における友愛世界の実現を目指すのです。
時代は、国民の皆様一人ひとりがヒーローであり、時の権力者であり、世界をリードしていく立場にあることを示しています。
(*^-^*)vvv …信じられませんか?
まだ自覚していない皆様も、無意識のうちにすでに実行している人も、すでに理解して広くアピールしている先覚者も同じです。
自覚している・自覚していない、早い・遅いに関係ありません。
自分の自由な意志で、自分なりの方法で、自分のできることから、気付いた人から始めていくことが、時代の意志に沿って重要なのです。
ここでは、そんな宝瓶宮時代のライフスタイルについて、「ユニバーサル・ライフ」と「セルフ・ブランディング」の2点から述べてまいります。
いずれも、自分が時代のヒーローであり、時の権力者であり、世界をリードしていく立場であることを正しく理解することによって、それらの方向性が見えてまいります。
「ユニバーサル・ライフ」というのは、世界や社会を視野に、自分のできることから始めていく新しいライフスタイルです。
「セルフ・ブランディング」というのは、文字どおり自分自身をブランド化していくライフスタイルです。
難しいことではありません。
この二つのライフスタイルが、これからの宝瓶宮時代と共鳴して、発展や成功に導かれる生き方となるのです。
では、逆に、旧い時代の意識のまま行動し続けていたらどうなるのでしょうか?
それは時代に逆行しているため、徐々に「運勢」を失っていきます。
「運勢」を失ったものは、最悪の場合、滅びていかざるをえません。
One-Point ◆ 「ユニバーサル・ライフ」や「セルフ・ブランディング」を理解するためには、時代の流れを把握しておくことが必要です。それを頭に入れておけば、どう生きるのか、あとは皆様のご自由です。少し説明が面倒なのですが、ご興味があれば続けてお読みください。
●雪印食品
(食肉偽装2002.01発覚 同04月解散)。
●ミートホープ
(食肉偽装2007.06発覚 同07月破産)。
●船場吉兆
(期限偽装2007.10発覚 翌05月廃業)。
●丸明-まるあき
(食肉産地偽装2008.06発覚)。
●魚秀-うおひで
(ウナギ産地偽装2008.06発覚)。
●その他、話題になったのは、日本ハム、ハンナン、不二家、白い恋人、赤福、比内鶏、など多数。
ここ数年(2008年7月現在)、「食品偽装」の問題が頻発しています。
というよりは、昔から「食品偽装」は行なわれていたのですが、今になって次々と表沙汰になって暴露されているのです。
どうしてかというと、「運勢」を失いつつあるからです。
時代の流れに逆行する行為は、時代の波動と共鳴することができません。
共鳴できないものは、発展することができず、「運勢」を失います。運勢だけでなく、「時代の意志」による保護さえ失うために、次々と暴露されていくのです。
こんなことを、西洋占星術の教えで見聞きしたことがありますか?
すでに宝瓶宮時代は始まりました。
旧い意識のまま、自社の利益のみを考えて消費者を騙したり、国民をないがしろにする行為は時代に逆行します。
食品偽装の事例をみても分かるように、だいたいは見識の低い経営陣かワンマン社長の会社が多いのです。
双魚宮時代の価値観や行動は、“善/悪”“吉/凶”“支配/被支配”といった「対立二元論」に基づく対象否定や権力構造として現われます。
歴史的にみると、中世宗教聖職者の特権意識であり、近世絶対王権による専制君主の所業です。
時代はすでに、国民の一人ひとりがヒーローであり、時の権力者であり、世界をリードしていく宝瓶宮時代を迎えました。
消費者はもちろん、自社の社員といえども、時代の主権者たる国民です。
「食品偽装」におけるワンマン社長(専制君主的経営者)は、会社組織に君臨し、国民である社員を使って、これまた国民である消費者を騙すという双魚宮時代の権力意識に基づく行動をとっています。
時の主権者である国民を、自分たちの都合で騙したり、無視したり、ないがしろにする行為は「食品偽装」にかぎらず、時代の意志がほうっておきません。
それゆえ、彼らは運勢を失って暴露され、謝罪に追い込まれたり、摘発されたり、立場を失っていくのです。
左の欄外に書いた「産地偽装」や「期限偽装」や「使い回し」等々を行った食品偽装の会社が倒産したり、破産したり、他社の傘下に資本統合されていったのは、それゆえ当然なのです。
One-Point ◆ 双魚宮時代は、対立二元論や宗教思想の価値観に基づく時代です。一人ひとりの「自由・平等・博愛」とは正反対の社会です。宗教権威や世俗的な権力に基づく専制君主(ワンマン)が庶民を支配し、苦しめることも多かった時代です。そんな双魚宮時代の意識や行動をいつまでも続けていると運勢を失うのです。
●ワンマン経営や食品偽装といっても、「私は会社を経営してないから関係ないよね…」
そういった声も聞こえてきそうです。
しかし、そうも言ってはいられないかも…。(笑)
「近未来予測=基礎編」のページで、「既成権力の崩壊」のディレクションをご紹介いたしました。
そこに挙げたのは、大組織のワンマン経営の例ですが、今や中小・零細企業にまで「既成権力の崩壊」は及んでいます。
今後は、家庭や個人にまで及ぶのは時間の問題です。
子供の人権や個性を認めず、学力だけを絶対価値に、勉強を強要する親御さんも立派なワンマンです。学力以外にも、子供には子供の個性や適性があるのです。
それを無視する家庭で事件が起こる確率は、さらに高くなってまいります。
宝瓶宮時代は、なぜ私たち国民の一人ひとりが時代のヒーローであり、時の権力者であり、世界をリードしていく時代なのでしょうか?
占星学上の時代区分から簡単にみてみましょう。
初めてこのサイトを訪れた方は、占星学上の時代区分などといわれても、何のことか分からないと思います。
「宝瓶宮時代と占星学」のページなどで、プラトン年(宇宙的周期)に基づく占星学上の時代区分に歩調を合わせて、人類歴史が変化していることを述べておきました。
人類歴史に多少でも造詣(ぞうけい)をお持ちの方なら、占星学上の時代区分に符合して人類文化歴史が動いていることをご理解いただけると思います。
時代のヒーローや時の権力者も、同じように占星学上の時代区分によって変わってきているのです。
急ぎ足ですが、みてみましょう。
紀元前約2000年以前の金牛宮時代、すなわちシュメール都市文明やエジプト黄金文明の時代は、富を持ったものが時代のヒーローであり、時の権力者となって社会をリードしてきました。
金牛宮(牡牛宮)は「富や物質」、また「所有」を象わすことを西洋占星術をかじったことがある方ならご存じでしょう。
その後、紀元前の約2,000年間の白羊宮時代は、武力を持ったものが時代のヒーローとなり、時の権力者となって世界をリードしてきた時代です。
有名なところを挙げれば、キュロス王(ペルシャ帝国=アケメネス朝)、アレキサンダー大王(アレキサンダー帝国)、シーザー(ローマ帝国)などです。中国では、夏殷周の諸帝や諸王、秦の始皇帝、前漢の劉邦らがいます。
白羊宮(牡羊宮)には、「正義」や「戦い」の象意があるからです。
紀元後、先頃まで約2,000年間の双魚宮時代になると時代のヒーローは一変します。
双魚宮(魚宮)の象意「情感」や「霊性」に基づいて、世界四大宗教による文化が花開いた時代です。ヒーローはもちろん、イエスや釈尊(仏陀)、古代ギリシャの聖賢など宗教や思想の開祖たちでした。
そのため、近世(近代以前)まで、聖職者や、宗教の権威を装った専制君主らが権力者として世界を牛耳ってきたのです。
しかし、近代(17世紀末〜18世紀頃)になると、新しい動きが欧米に起こります。
イギリスの権利の章典、フランス革命、アメリカ大陸への移民と独立、これらは「宝瓶宮時代」の黎明(れいめい)です。
One-Point ◆ 占星学上の詳しい年代区分は、「宝瓶宮時代の根拠」などをご覧ください。プラトン年とは、地球の歳差運動に伴う春分点の移動に基づく宇宙的周期(約25,920年)のことです、それを12分割したプラトン月(約2,160年)による占星学上の時代の象意に基づいて、パラダイムシフト(歴史の枠組みの変化)が起こっています。現代は、双魚宮時代から宝瓶宮時代へ、「パラダイムシフト」の最中にあるのです。
●時代が短日時で一挙に変わるということは、そうありません。
徐々に人々の感性が変わり、意識が変わり、行動が変わり、関係が変わり、社会や制度が変わっていくのです。
宝瓶宮時代も、宝瓶宮時代のビッグバン(1989年)以前に、約360年間の前史がありました。
近代の始まりです。ちょうどそのころから、「パラダイムシフト」が起こりはじめました。
それは、宗教から現実社会へ、絶対君主から市民主権へ、被支配から自由へ、差別から友愛へ、対立二元論から共鳴関係論への変化です。
その変化が、現実社会へ定着していくのが、今後の宝瓶宮時代です。
この流れに沿った方向の「ライフスタイル」を皆様の自由意志で築いていくことが、時代に共鳴して運勢を得やすくなるのです。
では、新しく迎えた宝瓶宮時代は、いったい誰が時代のヒーローであり、時の権力者として世界をリードしていくのでしょうか?
答えは、すでに書いておきました。
皆様一人ひとりが時代のヒーローであり、時の権力者であり、世界のリーダーとなっていくのです。
カンのよい方はすでにお分かりだと思いますが、念のためご説明申し上げます。
17世紀末〜18世紀に起こった改革は、市民(国民)の権利を求めたイギリスの「権利の章典」、自由・平等・博愛をスローガンに掲げた市民による革命である「フランス革命」、それらの実体として自由を標榜(ひょうぼう)して新世界を築いた「アメリカ独立」という三大ムーブメントでした。
義務教育で習ったことを思い起こせば分かるとおり、「主権在民(国民主権)」「自由民主主義」の始まりです。
それは、私たち国民一人ひとりが「主権者」であり、個人にさまざまな「自由」が保障されるに至る画期的な歴史上の出来事でした。
とはいえ、時至る今日まで、なかなか人の意識と体制は、そう簡単には変わりません。
しかし、1989年、ついに宝瓶宮時代のビッグバン(「近未来予測=基礎編」)が始まりました。
それから新旧の時代の象意が混在する2002年〜2010年頃の過渡期を経て、まもなく人々は新しい時代の到来を意識の片隅におくようになります。
早ければ、来年2009年から徐々に「宝瓶宮時代の意識の目覚め」が始まっていくからです。どこまで自覚するのかは、皆様次第です。
時代の変化という真っ只中にいるために、自分でも気づかないうちにしぜんと意識が変わっていくことが多いのです。
One-Point ◆ 皆様が世界のリーダーであることを自覚するために、地球規模の環境問題やエネルギー・食料資源の問題、また国内の政治や行政などの諸問題、教育や仕事に関するさまざまな社会問題が次々と生じています。これらは序の口です。国民一人ひとりが世界や社会を意識してアクションを取っていくべきことを意識させるために起こっているのです。
●世界や社会を動かすのは、国連、G8首脳国会議、6か国協議、内政機関、企業、学校・塾など、組織です。
しかし、それらに依存したり、当てにしたり、頼りにしても、うまくいくとはかぎらない時代に入っています。
なぜなら、国民の一人ひとりが社会や世界のリーダーとなる時代にあるからです。
選挙における一票という選択の自由、インターネット(ワールド・ワイド・ウェブ)などを活用したホームページやブログなど言論の自由における情報や意志の発信…。
そのほか、良識に基づくアピールといったクリエイティブな「ライフスタイル」は、社会や世界を変えていくパワーを持つのです。
皆様は、環境資源の問題など世界の現状、行政や財政など政治の現状、教育や仕事など社会の現状をどのように思われ、どう対処していったらよいと思われますか?
「世界や国家全体のことだもの、どうすることもできないよ!」
「国連が悪い!」「政治家が悪い!」「学校や会社が悪い!」「あいつが悪い!」…と、いまだに思っていませんか?
残念ながら、それは双魚宮時代の旧いお上意識です。
近代に起こった主権在民や自由民主主義など「自由・平等・博愛」は、現実へと展開していく宝瓶宮時代を迎えています。
時代は、国民の皆様一人ひとりがヒーローであり、時の権力者であり、世界のリーダーであることへ「意識の転換」を求めています。
ご理解できますか?
一人ひとりが権力者やリーダーということは、皆様が「責任者」ということです。
皆様が自分自身に対してはもちろん、世界や社会に対しても責任を持っていく時代が始まっています。
深刻になる必要はありません。できることから少しずつでも責任を持っていけばよいのです。気づいた人から、自由な意志でもって始めればよいのです。
例えば、環境問題や資源問題に対する日頃からのマイバック、マイ箸、水やガスや電気の節約、ごみの分別やリサイクル、ロハス、オーガニックな家庭菜園、また自転車通勤などでもかまわないのです。
無理にすべての人が太陽光発電や電気自動車(またはハイブリッド・カー)にしなければならないという強制ではありません。
自覚した人から、できることから、日常の「ライフスタイル」を変えていけばよいのです。
それは環境問題にかぎらず、政治・経済や社会・教育に対しても同様です。
できることから社会や世界を念頭に、自発的に進めていくのが新しい「ライフスタイル」です。
誰かが強制すべきものでもありません。自由な意志によって自分のライフスタイルをクリエイト(創造)していくことに価値があるのです。
それらが「ユニバーサル・ライフ」として定着し成熟していくときに、個人の成長と同時に宝瓶宮時代の社会をリードしていくのです。そういった世界意識に基づく生き方が始まっています。
One-Point ◆ 国民の一人ひとりが主役であるのが宝瓶宮時代です。宝瓶宮時代の意識や価値観によって、自発的に「ユニバーサル・ライフ」を始めていくことで、社会や世界に影響を与えていくことが可能だということです。
※次回は、「自由」の意味や、もう一つの「ライフスタイル」である「セルフ・ブランディング」について概括的に述べてまいります。
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