宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―
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●2023年 7月 1日アップ
先日アップしました「ホロの軸/自分軸と実在軸」の図説です。
既存の“ホロスコープ占い”はともかく、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーによる“実学”の解説です。
「ホロスコープ」は、正しくは現実宇宙を模しつつ位置関係を、地上世界をも視野に写しとったものです。
宇宙この世界は「基本三数」を根幹法則としますので、現実宇宙を模したホロスコープも「基本三数」をベースに構成されていて、知る人ぞ知るそのまま「基本三数」によって象意化されています。
その意味は、本来の「ホロスコープ」には、地上の現実の出来事はもちろん、個々人の生き方の根幹が象徴されているということです。
上図は、私たちが生きる地上の空間を模式的に表わしたものです。
「ホロスコープ」の中心は、ご存じのとおり個々人においては地上の「出生地」(イベント・ポイント)です。
One-Point ◆ 生まれた瞬間の出生地と天空との位置関係を写しとった「ホロスコープ」(出生天球図)は、生まれもつ個性や運勢を象わします。もし、現在の運勢を知りたいという場合は、宝瓶宮時代のアストロロジーによる「星のディレクション」がベストです。
上図でいえば、地上の水平面が「自分軸」です。
人は通常、地上でしか生きられないため、日常生活を営む地上によって本来の「自分軸」が象わされています。
「自分軸」は無自覚なことが多く、無意識の「ああしたい」「こう生きよう」といった本能にも似た意志や衝動が人生生活の“原点”になっています。
にもかかわらず、一般的には学校や社会生活でインプットされた「人はこう生きるべき」や「自分はこうあるべき」といった刷り込み(思い込み)が常態となっていて、誤ってご理解されている場合は、一時的とはいえ人生を間違うことが起こります。
「自分軸」は明示されるまで無自覚で、見えない“衝動”めいたものによって行動していることが多く、後者は歴史的に雑多な“社会的知識”によって、顕在意識となっているのがふつうです。
本来の「自分軸」は、実在宇宙による“スターティング・ポジション”(出発点)が象わされているだけでなく、どのような方向を目標やターゲットとして目指していくのか、われ知らずとも理想としているものや、“エンディング・ポジション”の方向性が象わされていたりします。
One-Point ◆ 神秘主義的な“ホロスコープ占い”のお話ではなく、現実の人生のお話です。本質的には“宿を定めぬ旅人”のように生きていて、太陽が東から昇り西に沈むように、終着点の“常世の宿”に近づく「自分軸」にかかわるお話です。
●生まれ持つ「自分軸」と、周囲や学校また社会からイン・プリンティング(刷り込み)された疑似自分軸があります。
同じとはかぎりません。
感性アンテナの鋭い宝瓶宮時代生まれ、すなわち平成生まれ以降の人々は、深層の精神意識が無意識に“ギャップ”を感じることがあります。
何か違う! と魂の訴えを何気に感知することもあり、「不登校」や「引きこもり」になることも多い現代です。
ポイントは、自分では気付きにくいことです。
意に沿わないことを含めて、社会の通念によって、さまざまに人生体験を重ねていくことで、本来の生き方や人生の目的に気づいたりします。
それで自分自身の「覚悟」に近づき、おぼろげながらでも見えてくれば、それはそれで御の字です。
次に、誤解される言葉かもしれませんが「実在軸」のお話です。
「実在軸」は、垂直の天地を結ぶラインで象徴されています。
出生地から見た頭上の天頂と、足元の地球さらには宇宙空間の天底へと伸びる基本軸です。
それが「なんで実在軸?」とイメージしにくい方もいらっしゃるでしょう。
その場合は大木をイメージされてください。
大木という実在は、足元の大地にしっかりと根づき、天空を目指して生長し伸びていきます。
人間も大自然の大木と同様に、足元の地上の生活にしっかりと根差して、「自分軸」によって左右に枝葉を広げつつ、一方で「実在軸」によって天空の「クオリアル宇宙」(エネルギー宇宙と物理宇宙)に向かって“深層の精神意識”の成長を軸に実在しています。
そのような天地を結ぶタテ軸が「実在軸」です。
「自分軸」と「実在軸」は宇宙この世界の現実に基づいて、アストロロジカル・ポイント(出生地)から正しく写しとった本来の「ホロスコープ」の水平のヨコ軸と垂直のタテ軸にあたります。
One-Point ◆ 難しく考える必要はありません。現実宇宙と地上空間との様態から素直に見ればいいのです。「基本三数」による本来の「ホロスコープ」(出生天球図)はそういうことで、素直に現実に基づいて解釈すればいいだけです。
「自分軸」や「実在軸」は既存の“ホロスコープ占い”では語られません。
語られていても似て非なるものになります。
水平の「自分軸」はともかく、「実在軸」を象徴する「MC=南中点-IC=北中点」の垂直のバーチカル・ライン(vertical line:鉛直線)が、ほとんどの「ホロスコープ作成ソフト」のデフォルトでは、右に左に傾いて出力されるために、正しい“解釈波動”が働くことがむずかしいためです。
「ホロスコープ」を成り立たせている肝心の“位置関係”を無視して、正しい解釈もリーディングもできません。
“位置関係”をいいかげんに扱うと、自分でも気づかないうちにどこかズレた波動での解釈になってしまいます。
「MC=南中点-IC=北中点」のバーチカル・ラインがナナメっていて、現実とは異なるのにホロスコープはそれで当然と思い“事実誤認”や“勘違い”のまま、人為的な主観による象意解釈や鑑定を繰り返し、延々と引き継がれているのが“ホロスコープ占い”こと現代占星術です。
非現実的なホロスコープを当然のように用いていますので、天文学者やマニアからは密かにバカにされ笑われているのです。
One-Point ◆ “まだ見ぬ理想”をはじめとして“事実誤認”や“勘違い”を時代的な象意とするのが19世紀後半以降の双魚宮時代末期です。そこで誕生したのがアラン・レオの「秘境占星術」(神秘占星術)を発端とする“現代西洋占星術”です。
●古い双魚宮時代は、「平成」に元号が変わった1989年までで終わり、平成以降は宝瓶宮時代の宇宙波動に変わりました。
にもかかわらず、19世紀後半以降の“事実誤認”や“勘違い”の波動まま、“ホロスコープ占い”に染まり続けていると、「風の時代」などと勘違いすることが起こります。
現実宇宙にそった理解や解釈をしづらくなるためで、知らないうちに宇宙波動エネルギーをキャッチする「深層の精神意識」が“壁”や“バリア”にはばまれた状態になるためです。
時空を超越した「宇宙波動エネルギー」の存在を正しく認識することなしに、今後の現実に即したホロスコープ理解やリーディングは、漸次、困難になります。
では、実際の正しい「ホロスコープ」はどれでしょうか。
ご参考に図示いたします。
上図の左は、現実に沿ったホロスコープの一例で、「基本軸」の2つがちゃんと直角90度になっています。
一方、右はとある「ホロスコープ作成ソフト」のある日時のデフォルト出力です。
垂直であるべき「基本軸」(バーチカル・ライン)が左に傾いているのがお分かりでしょう。
ちなみに、このソフトには「ハウスホイール」の機能がついていて、まだ良識的ですが、残念ながらサイン(宮)の度数のままでした。
“ホロスコープ占い”に沿ったソフトですし、プログラミングの都合上やむをえないといえばそういえなくもありませんが、現実と乖離した便宜的なものになっているのは事実です。
One-Point ◆ 「自分軸」と「実在軸」から見て、地上の現実と正しい「ホロスコープ」との相似性の一端をご紹介いたしました。便宜的な占い用のホロスコープの波動の“ズレ”につきましては、ここではスルーさせていただきました。
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