宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

― 基本三数による宇宙論講座 ―
[序] 丸い宇宙と四角い地上
* Q U A R E A L W O R L D *

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「基本三数による宇宙論講座」のご紹介ページです。
伝授講座のご案内も掲載いたしました。
いずれも、宝瓶宮時代のバックボーンとなるものです。

宇宙の根幹法則による「クオリアル・シンキング」

↑ 太陽と地球のラグランジュ点概略図

●第1稿 : 2022年12月 3日アップ


表題の「丸い宇宙と四角い地上」というのは比喩です。

宇宙をたとえて表現すると「丸」を本質としていて、地上をたとえると「四角」で表現できるという意味です。

星は「球体」が基本でその動きは「円」を描いて公転していることからも宇宙は「丸」が本質になっています。

一方、地上は、ホロスコープの4つの「基本点」などもそうですが、東西南北といった4方向のベクトルによって位置が特定できることなどから「四角」で表現できます。

《 ラグランジュ点とマトリックス 》





宇宙の本質「丸」を数字で象わすと「3数」になります。

本来は丸には終わりがないため「∞」(無限大)なのですが、∞は数字ではありませんので数理的にいえば「3数」になります。

なぜなら、天体力学における「ラグランジュ点」のように、120度の位置関係にある3点(トロヤ点:正三角解)によってバランスがとれますし、また最小3点によって円の周囲をカバーでき、安定もするためです。

「ホロスコープ」でいえば、丸や「3数」は黄道12サイン(宮)に該当します。

一方、地上は90度また180度の位置関係からなる東西南北のように、縦軸と横軸それぞれにプラス方向とマイナス方向を持った「マトリックス」のように「4数」で象徴されます。

「ホロスコープ」でいえば、地上の占星地(出生地)からみた4つの「基本点」による12ハウス(室)に相当します。

One-Point ◆ 4つの「基本点」というのは、東のASC=上昇点、北のIC=北中点、西のDES=下降点、南のMC=南中点です。「マトリックス」(matrix )は、内容の異なる4点を表わし、もともとは子宮や母体(基盤)また生みだすものといった意味を持ちます。


《 12サイン(宮)と12ハウス(室) 》

近日ご案内予定の「基本三数による宇宙論講座」もそうですが、基本三数を“マスター・キー”とした「ホロスコープ・マスター奥義講座」をご受講の皆さまはご存じでしょう。

太陽の通り道(地球の公転軌道)である丸い黄道360度を「春分点」を始点に30度ずつに12等分した12サイン(宮)は、牡羊宮・獅子宮・射手宮といった3つのサイン(宮)ごとに「ラグランジュ点」に似て類似(均衡)の象意を持ちます。

一方、地上の出生地など占星地からみて、東の地平線上「ASC=上昇点」と天頂側「MC=南中点」を基準に30度ずつに空間を12等分したハウス(室)は、第1ハウス(室)・第4ハウス(室)・第7ハウス(室)・第10ハウス(室)といった90度の位置関係にある4つのハウス(室)ごとに「マトリックス」のように異なる象意が際立ちます。

これらは、いずれも宇宙の根幹法則「基本三数」から理解できます。

One-Point ◆ 「ホロスコープ」の象意も同様です。丸い宇宙は、ホロスコープの「12サイン(宮)」が象徴しており、四角い地上は「12ハウス(室)」が象徴しています。これを数理的に象わすとスムーズな関係性の「3数」とスタンスの異なる「4数」に共鳴します。


《 ホロスコープ理論 》

「丸い宇宙と四角い地上」というのは、そのように丸と四角で比喩できる宇宙と地上世界と同時に3数と4数を秘めた「ホロスコープ」を象徴します。

いずれも宇宙の根幹法則「基本三数」に基づきます。

お話は最初に戻りますが、「丸い宇宙」は、∞を数理的に代替させた「3数」によって象徴され、「四角い地上」はそれぞれに異なる「4数」によって象徴され、それらは「基本三数」構造を持った「ホロスコープ」に展開されています。

「基本三数」が基本三数展開された「数理法則」すなわち宇宙森羅の最小象徴数=12数によって構成された「ホロスコープ」は、丸を象徴する「3数」と実際的な「4数」を伴ない「12数」によって構成されています。

3サイン(宮)ずつ4種類に区分された「12サイン(宮)」と、4ハウス(室)ずつ3種類に区分される「12ハウス(室)」、また「12アスペクト」や「12プラネット」です。

「ホロスコープ」から、地上の“性質”や“運勢”また「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)による“未来変化”など、宇宙がもたらす影響をリーディングできる理由も、ホロスコープが宇宙の構造を模していて根幹法則「基本三数」を秘めているからです。

One-Point ◆ 現代占星術では語られることのないホロスコープの理論です。古代ギリシャのアストロロジーには、四元素説「熱冷乾湿/火地風水」がありましたが、16世紀にすでに「疑似科学」(迷信)とされ、現代に通用するホロスコープ理論とはなりえません。






《 「基本三数」の今日的意義 》

宇宙この世界は、物理科学を超えた宇宙の根幹法則「基本三数」によって貫かれています。

さらには「基本三数」が基本三数展開された「数理法則」すなわち宇宙森羅の最小象徴数=12数によって、多様性を伴ないつつ発展展開しています。

その根幹には「色の三原色」のようにこれ以上は分解できない基本の三要素すなわち「基本三数」があって、宇宙この世界を貫いています。

「基本三数」とは何か? どこから発祥し、どんな本意(基本の象意、ほんとうの象意)を持ち、どのように地上と関係しているのか? などが分かればリーディングは簡単です。

古い「海王星」の象意“勘違い”や“事実誤認”また“誇大解釈”の影響を受けた現代占星術は、虚実入り混じった膨大な象意解釈によって“混迷”しており、どれが正しいのか定まりませんが「基本三数」からチェックすることが可能です。

One-Point ◆ 経験則的に象意解釈を正しい解釈かどうかが分からないまま積み重ね、いつかは当たるようになると信じ試行錯誤しているのが19世紀後半以降の現代占星術です。今のままでは永久的に続けるしかないのですが、そういったウィーク・ポイントに気づいていません。


《 クオリアル・シンキング 》

もう一つ、ホロスコープを抜きに「基本三数」の普遍的利点をご紹介いたします。

「丸い宇宙と四角い地上」と比喩できるように、宇宙も地上世界もすべて根幹法則の「基本三数」によって貫かれていることの意味です。

「基本三数」を正しく知って、それに基づいて考えれば、宇宙この世界の根幹や真実また事実が見えてきます。

共鳴関係論に通じる「基本三数」による思考を用いると、次第に物事を見抜く力や見識が備わっていくようになります。

この“基本三数思考”を「クオリアル・シンキング」と呼んでいます。

One-Point ◆ 「A」か「B」かや、「〇」か「×」か、また「善」か「悪」かといった対立二元論による単純思考では、複雑多岐な宇宙この世界の事実をつかむことはできません。共鳴関係論による三数思考を行なうことで、現実的で実際的なものの見方やご判断ができるようになります。



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